こんにちは、テルフォイです!
本記事では筆者が経験した『インターンシップ』ついてまとめます。
今回のテーマは、大学生がITベンチャー企業で長期インターンシップをして感じたことです。
筆者は大学2年生の時にITベンチャー企業で長期インターンシップを経験しました。そこで働いてみて良かった点や苦労した点、向いているなと思った人など多くの気づきがあります。
本記事では、そんな大学生の視点で見た「ベンチャー企業で働くこと」についてまとめます。
- 長期インターンシップに興味のある学生
- ベンチャー企業で働くことに興味がある人
インターンシップの詳細
まずは、インターンシップの詳細について簡単に説明します。
私は大学2年生の夏(2022年/6月〜9月)の間、渋谷にあるITベンチャー企業で長期インターンシップを経験しました。
主にWebサイトや動画を作成する受託会社で、私はそこでWebデザイナーとして働いていました。基本的には、デザイナーの作成したデザインカンプをもとにコーディングする役割です。
従業員数は業務委託を含めて30人ほどでしたが、社内にいる正社員は8人ほどで、その全員がクリエイターという少数精鋭の「ベンチャー制作プロダクション」でした。
会社の規模は小規模でしたが、高品質なプロダクトを技術力の高いクリエイターが仕上げるというスタイルだったので、有名企業の案件を受けることもしばしばありました。
ベンチャー企業で長期インターンシップをして感じたこと
ここからは、実際に私がインターン生として働いてみて感じたことをまとめていきます。
社会人になる前の大学生が見る「ベンチャー企業で働くこと」という視点になるので、社会人になって正社員として会社に属している人とは異なる視点となって面白いかと思います。
今回は、以下の3点に分けてご紹介していきます。
- 良かった点
- 苦労した点
- ベンチャー企業に向いている人
それぞれ詳しくみていきましょう。
良かった点
ベンチャー企業で働いてみて良かった点は、以下の3点です。
- 自分に合ったスタイルで働ける
- 近い距離感で指導してもらえる
- 社内の人との仲を深めることができる
それぞれ詳しく説明していきます。
自分に合ったスタイルで働ける
ベンチャー企業の特徴といえば、やはり「自由な社風」です。髪型や服装はもちろん、勤務時間もやることをしっかりやるのであれば自分で決められたりします。
学生にとっては、学業との両立がしやすく自分の生活リズムに合わせて働くことができます。学業の両立をきちんとしたかった自分にとっては働きやすい環境でした。
自分の生活スタイルに合わせた働き方をしたい社会人にとっても良い環境といえます。
近い距離感で指導してもらえる
業務の点でも「自由な社風」は良い方向に動きます。決められた指導のマニュアルがないため、インターン生一人一人に合わせたアプローチが可能になります。
私はWebデザイナーとして採用された訳ですが、入社時には実務経験もありません。そのため、仕事についていくのに必死だったわけですが、エンジニアが隣についてくれる状況でした。
分からないことがあったらすぐに質問できる環境というのは、大企業のインターンシップでは叶わない条件です。そういった環境なので、みるみる自分のスキルを高めることが可能でした。
社内の人との仲を深めることができる
業務外でも「自由な社風」は良い方向に動きます。なぜなら、社長や社員が自分たちで好きな時間にご飯を食べに行ったり休憩したりする時間を決められるからです。
私もインターン時には、社長と社員数名と毎日のように昼ご飯を一緒に食べていました。遅くなった日には、コンビニで男気じゃんけんをし、オフィスで夜ご飯を食べることもありました。
昼食は毎回、社長が社員全員の分を奢ってくださり、ご飯を食べる中でいろいろな話をし、仲を深めることができました。こういった経験を学生のうちにできたことは財産です。
苦労した点
ベンチャー企業で働いてみて苦労した点は、以下の3点です。
- 大学生活との切り分けが難しい
- 業務についていくのが大変
- 時間管理をしなければいけない
それぞれ詳しく説明していきます。
大学生活との切り分けが難しい
大学生のうちに、正社員の中に混じって働くことは良い経験となります。しかし、まだ学生なのにも関わらず、正社員のように働いていると、大学生としての感覚が鈍ってきます。
よく「学生らしくいなさい」と言われますが、他の学生よりも先に社会人らしい体験をしていると、何かを知った気になってしまい、学生としての純粋な学習欲が損なわれがちです。
授業との両立という面では、私自身インターン期間中はフル単で問題なくできていましたが、大学生としての感覚と社会人としての感覚の歪みをコントロールするのに苦労しました。
業務についていくのが大変
実務未経験の学生が、実際の業務に早いスピードで入っていくのは簡単ではありません。ベンチャー企業の場合、社員の多くはすでに経験を持ったプロフェッショナルです。
そういった中に混じって、プロとしての仕事をするというのはかなりハードルが高いです。業務外でも継続した学習が必要ですし、日頃から仕事を意識した生活をする必要があります。
私の場合は、時間を割いて取り組みたいという思いがあったため良かったですが、ただ体験をしたいという気持ちで長期インターンシップを始めると、ギャップがあるかもしれません。
時間管理をしなければいけない
自分で働く時間を調整できるとはいえ、インターンシップでは多くの時間を割く必要があります。学業との両立をしなければいけない学生にとって時間管理は必須です。
時間管理ができないと、大学の単位を取ることもできず、留年なんてことも考えられます。学生の優先事項は学業なので、そういったバランスをとるのも苦労した点の一つです。
逆にいえば、こういった時間管理能力を学生のうちに身につけられるのも長期インターンシップに参加するメリットの一つと言えるかもしれません。
ベンチャー企業に向いている人
最後に「ベンチャー企業に向いている人」についてです。ベンチャー企業で働いてみて良かった点と苦労した点を考慮すると、以下のような人が挙げられます。
- 専門的なスキルを身に付けたい人
- 将来起業を考えている人
学生としてベンチャー企業で働く場合、大学のサークルや団体活動の時間を割いてまで高めたいスキルやビジョンがある人は、ぜひチャレンジしてみて欲しいなと思います。
社会人としてベンチャー企業で働く場合、私が言うまでもないと思いますが、やはり大企業にはない安定性や看板を捨ててまで、賭けたいものがある人には向いていると思いました。
最後に
本記事では、ベンチャー企業で長期インターンシップをして感じたことついてまとめました。
いかがだったでしょうか?
ベンチャー企業で働いた経験はとても刺激的で、社会人になることへの期待を持つことができました。苦労したこともありますが、人として揉まれながらも成長できた経験でした。
明確な目標や意志がある学生であれば、ベンチャー企業での長期インターンシップでの経験は良いものとなると思います。とはいえ、大学でできることも多くあることを忘れてはいけません。
本記事が少しでも参考になっていれば光栄です。
最後までお読みいただきありがとうございました。ではまたお会いしましょう。