こんにちは、テルフォイです!
あなたは映画をみて英語学習をしていますか?
インターネットの普及に伴い、今やNetflixやAmazonプライムなどの動画配信サービスを用いることで、自宅にいても英語を自然な形で学ぶことができる時代になりました。
書籍や参考書を使った学習方法もありますが、映画をみて学習することで、目だけでなく耳から英語を取り入れることができ、より実践的に英語を学ぶことができます。
筆者は映画をみて英語を学ぶことが好きで、年間100本以上の洋画を視聴しています。その中で、英語学習にぜひともおすすめしたい作品があるのでご紹介します。
それは『 No Strings Attached [抱きたいカンケイ] 』です。2011年のアメリカ映画ですが、分かりやすくてシンプルな英語を用いて作られており、英語初心者に最適な作品です。
そこで本記事では、No Strings Attached [抱きたいカンケイ] をご紹介していきます。
- 英語を学習している人
- 映画をみて英語を学ぶのが好きな人
No Strings Attached [抱きたいカンケイ] とは
No Strings Attached [抱きたいカンケイ] は、2011年のアメリカ映画です。
エマ(ナタリー・ポートマン)& アダム(アシュトン・カッチャー)共演のラブコメディで、自由なセックスフレンドの関係から始まるふたりの恋の行方を描いています。
都市の病院に勤務する医者のエマ(ポートマン)は、日々の仕事に追われ、恋愛をする暇のない女性で、長年の親友アダム(カッチャー)は、有名テレビ司会者の父をもつラフな男性です。
最初は楽しむだけの関係だった二人が、次第に恋心を持っていく過程が鮮明に描かれており、うわべのロマンスではなく、現実世界のリアルな恋愛模様をみることができます。
また、映画大国「アメリカ」が制作したことが頷ける、技術の高さを感じられる作品です。シーンの切り替わりや挿入曲の強弱、キャストの役割などがハッキリしていて理解しやすいです。
本作品は全体を通して、ストーリーを際立たせるための作りになっています。この点は、見る人にとって、シンプルで理解しやすい英語を使っていることにもつながってきます。
[抱きたいカンケイ] が英語学習におすすめな3つの理由
では、なぜ No Strings Attached [抱きたいカンケイ] が英語学習におすすめなのでしょうか。
主な理由は、以下の3つです。
- シンプルで短い会話表現
- 登場人物ごとの表現の統一感
- ハキハキとした話し方で聞き取りやすい
それぞれ詳しく解説していきます。
シンプルで短い会話表現
この映画で使われる英語は、教科書で学ぶようなシンプルで短いフレーズが中心です。会話が短いため、頭の中で整理しやすく、すぐに実践できるフレーズとして使いやすいです。
例えば、アダムとエマのやりとりでは「What are you doing?」(何してるの?)に対して「I’m just here for 〇〇」(〇〇のために)と、すぐに覚えられる基本的な表現が多く登場します。
洋画ではしばしば長い文章や言い争いがあることもありますが、この映画では、そういったシーンが一度も登場せず、会話が短くスムーズに進むため、初心者でも理解しやすいです。
例えば、アダムとエマの喧嘩のシーンでは「You are such a wimp」(キミは弱虫だな)「I’m not a wimp」(私は弱虫じゃない)「Then, be with me」(じゃあ一緒にいなよ)とシンプルです。
本当に必要なフレーズだけをシーンごとに入れており、それが終わったらシーンが切り替わるというのが繰り返されるので、状況に応じた会話表現を自然と覚えることができます。
登場人物ごとの表現の統一感
この映画では、登場人物ごとに特徴的な表現が使われており、それが一貫しています。
例えば、エマ(ナタリー・ポートマン)は「should」を頻繁に使い、「I should head out」(もう行かないと)や「I should probably go」(もう行った方が良さそう)などの表現を使います。
対して、アダム(アシュトン・カッチャー)は「I have to」の代わりに「I gotta」を使い、「I gotta go」(そろそろ行かないと)などのカジュアルで自然な言い回しが特徴的です。
また、エマの妹は「最悪」という意味で「crap」を多用します。登場人物ごとの言葉遣いに統一感があるため、それぞれのキャラクターの個性に合わせた表現を覚えることができます。
英語の表現を覚える際には、イメージと一緒に捉えられると覚えやすいです。こうした登場人物ごとの言い回しを覚えることで、実際の会話で使うときの参考になります。
ハキハキとした話し方で聞き取りやすい
ロマンティック・コメディ映画の特徴として、登場人物が比較的ゆっくりとしたペースで話すことが挙げられます。本映画でも、会話は速すぎず、聞き取りやすいスピードで進行します。
特によくある洋画やドラマでは、速い会話に圧倒されがちですが、この映画では登場人物たちが感情を込めて、ハキハキと話すため、日本人にとっても聞き取りやすいです。
本映画の登場人物の会話は、どれもテンポが落ち着いていて、相手が何を言っているのかを理解しやすく、相手が話し終わってから話し始めるので、各フレーズに集中できます。
日常的な会話を場面ごとに丁寧に学べるので、英語初心者にとっても最適な映画です。
[抱きたいカンケイ] が見れる動画配信サービス
最後に、[抱きたいカンケイ] が見れる動画配信サービスについて触れたいと思います。
本映画は基本的にどの動画配信サービスでもご覧いただけますが、私の場合は「Netflix」「Amazon Prime Video」「AppleTV」のいずれかで視聴しています。
配信サービスを選ぶ基準は以下の通りです。
- Netflix(英語字幕と日本語字幕で見れる)
- AppleTV(英語字幕で見れる)
- Amazon Prime Video(日本語字幕のみ)
Netflixで配信中の場合は、迷わずNetflixで見ます。AppleTVやAmazonプライムの場合は、無料で配信していることもありますが、基本的には購入して視聴する形になります。
→ Netflixで日本語字幕をつけられるChrome拡張機能「Language Reactor」
自身のネット環境やデバイスに合わせた動画配信サービスをお選びください。
最後に
本記事では『映画 No Strings Attached [抱きたいカンケイ]』 をご紹介しました。
いかがだったでしょうか?
年間100本以上の洋画を見る筆者にとって、この作品との出逢いは運命でした。ストーリーに入りやすくて面白く、かつ英語がどんどん入ってくる作品となっています。
映画を使った英語学習は、何よりも楽しくて続けやすいです。何ごとでも「継続は力なり」ではないですが、根気よく続けられなければ、これまでの努力は水の泡になってしまいます。
あなたにとって楽しい学習方法が、洋書を読むことであれば、それを続ければ良いと思います。楽しくないのであれば、自分に合っていないだけなので、違う方法を試してみましょう。
私にとって映画をみて英語を学ぶことは楽しいことです。あなたもぜひ、自分に合った英語学習の方法を見つけて、自身の英語力をぐんぐん伸ばしていってください。
本記事が少しでも参考になっていれば光栄です。
最後までお読みいただきありがとうございました。ではまたお会いしましょう。